10月25日。
この旅二日目の朝。
宿を発ち、オホーツク海沿岸を走ります。
向かうは濤沸湖(とうふつこ)。
サロマ湖同様、汽水湖です。
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」、すなわち「ラムサール条約」に登録された地です。
この地の風景、何が特異って、濤沸湖とオホーツク海で挟んだ細長ーい土地に電車が走っていることです。
ということは、駅もある。
しかも、すぐ近く。
JR釧路本線「原生花園駅」。
無人駅だ。
よーし、夏央冬湖、感傷的にホームに佇むよ!
誰もいない駅のホームにきりりと立つ夏央 |
まっすぐに延びる線路の先に何を見るの?冬湖 |
モノクロ化。左手奥が夏央、右手前が冬湖 |
我が来た道を振り返ることも時には必要(夏央) |
さぁ、進もう!己が信じる道を!(冬湖) |
今にして思えば、電車に乗ってみればよかった、とやや後悔。
一方に大海、もう一方に湖。
きっと見事であろうその風景、とくと堪能できたやもしれぬ。